洗濯の基本 - その2 -

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◆洗濯の方法

大きく分けると「湿式洗濯」「乾式洗濯」の2つに分けられます。

湿式洗濯

水と洗剤で洗う洗濯法です。水溶性・油性・不溶性の汚れを落とすことができます。
一般家庭で普段行われている洗濯です。

問題点

  • 素材が毛の場合、洗濯により収縮しやすい
  • 素材が絹の場合、光沢を失いやすい
  • 水溶性染料で染色した衣類の場合、色落ちすることがある
  • 合成瀬に製品は洗濯汚れの再付着で黒ずみやすい(特にポリエステル)

 

乾式洗濯

揮発性の有機溶剤で洗う洗濯法です。溶剤を使用するので専門の事業者がサービス(クリーニング)として提供しています。衣料品の型崩れや、収縮、色落ち、風合いの変化など、衣服の変化を起こしにくいので湿式洗濯だと上記のような問題を起こすような衣料品の洗濯に適しています。

問題点

  • 油汚れはよく落ちる一方で、汗などの水溶性の汚れが落ちにくい

 

◆洗剤について

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日常の洗濯では、洗濯用洗剤の他に洗濯ものの状況に応じて様々な仕上がり剤を利用するのが一般的です。

また洗濯用洗剤自体も酵素入りなど様々な特徴を持った洗剤が市販されています。
ただし、便利な洗剤も誤った使い方をすると返って衣類の品質を損なうこともあります。
洗剤の使用時には、その洗濯にマッチした成分であるかとしっかり把握することが欠かせません。

家庭での一般的な洗剤は”弱アルカリ性”の合成洗剤です。メーカー各社が配合する瀬一分や洗剤の利用シーンなどの点で、様々な工夫を凝らした商品が販売されています。

洗濯石けん

せっけん分だけで作られていて合成洗剤と比較して身体(肌)への刺激が少なく、環境にも優しい点が評価されています。

洗濯用中性洗剤

ウールなどデリケートな衣料向けの洗剤としては、洗濯用の中性洗剤があります。液体の商品が一般的です。

ドライマーク洗剤

ドライクリーニング溶剤を配合した洗剤。

これらの洗剤は、衣類を優しく洗う上で役立つ商品ですがだからといって「おしゃれ着やドライマーク品であれば何でも洗える」わけではありません。

それぞれの洗剤で洗濯の対象にできる衣類をきちんと確認して利用していくことが必要です。
こうした洗剤類は、未開封の場合、一般的には3年程度は使用できると考えられていますが、保管場所が洗剤にとって劣悪な場合(高温多湿・直射日光にあたるなど)や開封後のものは、洗剤が変質していたり、固まる・変色する等の可能性もありますので留意しておく必要があります。

 

洗濯用洗剤の種類と特徴(洗剤濃度・・・水30Lにつき)

せっけん(弱アルカリ性)

  • 洗剤濃度・・・・30~40g
  • 用途・・・・・・綿、朝、レーヨン、キュプラ、ポリエステルなど
  • 洗濯時間・・・・汚れの内容、程度にもよるが7~8分で十分
  • 洗濯時の水温・・水温が温かいほうがよく落ちる(40℃以下)

合成洗剤(弱アルカリ性)

  • 洗剤濃度・・・・15~25g※コンパクトタイプ
  • 用途・・・・・・綿、朝、レーヨン、キュプラ、ポリエステルなど
  • 洗濯時間・・・・汚れの内容、程度にもよるが7~8分で十分
  • 洗濯時の水温・・水温が温かいほうがよく落ちる(40℃以下)

合成洗剤(中性)

  • 洗剤濃度・・・・40ml
  • 用途・・・・・・毛、絹など
  • 洗濯時間・・・・弱水流などでえ2~5分程度、手洗いは手早く
  • 洗濯時の水温・・水またはぬるま湯

 

洗剤に配合される成分

酵素

合成洗剤に含まれる成分の代名詞的な配合物。
生物も体内で酵素の働きを利用していることからも分かる通り、体温位の温度でもっとも活発に昨日します。
油脂を分解してりタンパク質を細分化させて、洗剤による汚れが落ちやすくする働きを持っています。

水軟化剤

水の中の金属イオン、主にカルシウムとマグネシウムイオンを捕捉する作用のある物質。
水の硬度(ミネラルウォーターの硬水/軟水の指標)を下げることで汚れを落ちやすくします。

アルカリ剤

文字通り、洗濯時の水をアルカリ性にする炭酸ナトリウムなどの成分です。
水がアルカリ性になると、泥汚れや皮脂など脂油汚れが落ちやすくなります。

蛍光増白剤

白い綿の衣類などの黄ばみ防止の働きがあります。
ただし、生成りや淡い色の綿製品の場合、蛍光増白剤を含む洗剤で洗濯をした場合、白っぽくなったり色合いが変わってしまいますので注意が必要です。

 

ワンポイント
ドライマーク用洗剤について

中性と弱アルカリ性があります。
主に浸け置き洗いのため洗濯機洗いよりも縮みは防止できます。

どちらも水洗い不可の製品を洗えますが、革製品や特殊加工品など「そもそも水に浸すのもNG」という製品は洗えません。また、アイロンがけの難しい製品についても「洗った後」困る事になるため避けましょう。

界面活性剤について

洗濯用洗剤の主成分は界面活性剤です。界面活性剤は、一つの分子の中に水になじみやすい「親水基」と油になじみやすい「親油基(疎水基)」とを一緒に持っています。